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 2004/07/29(木)

随分時間が空いてしまいまして申し訳ありません。それではサクサクと行きましょう。前回、TVアニメの納品形態が変わってビデオマスターとフィルムの状態が食い違って…というところまで書きました。普通だったら納品後にネガ(フィルム)を完全な状態にしておくのが筋なのですが、ちょうど95~96年辺り作品数も増えていたからでしょうか、その辺りの管理がいい加減なものも結構あったのです。ビデオマスターがあるから再放送も問題ないし、ビデオを発売するにしてもあまり画質は関係ない頃でしたから。そんなこんなでDVD化と銘打っていざマスターを捜せ! となったときフィルムはズタズタ、あるのはマスタービデオのみ(しかも画質もそんなにいいもんじゃない)、なんてことになって下手をすればLDマスターをDVD化してお茶を濁す羽目になった作品も…まぁご多分に漏れず、実はナデシコのTV版も何度かリマスターしたらいいよねえという話は上がっていたのですが、その度に「じゃあ行方知れずのリテイク差し替え分のネガを探さないと…」と誰かが言い出しておしまいでした。何だかんだいってナデシコのDVDはあの当時で50万本以上は売れていたので今更もういいでしょう、なんて雰囲気もありましたから。しかしここ数年で状況も変わりました。将来を見越してHDマスターを作りましょう、というお話を聞かされたのはステルヴィアの制作が終わる頃です。まずは劇場版のHDマスターを作って王子様三部作(笑)のカップリングでDVDを再販したのはご承知の通りです。この勢いのままにさぁ、TV版も行こうぜとなったのはいいのですが、問題はリテイク分のネガです。ジーベックにも無い、キングレコードにも無い、ではどこに? 「いざとなったらキネコ(ビデオマスターからフィルム化すること)でポジテレシネかなー」「エ○ァでもやりましたから何とかなるかと」なんてやり取りをしていたのですが吉報が突如。何とイマジカに保存してあるとのこと。当然リテイクカットですから繋いでいない、短いフィルムなのですがしっかり缶に入れて保存してあったとのこと。かくしてTV版ナデシコはネガテレシネにてHD化の運びとなりました。
 で、今現在作業中なわけです。リマスターの具体的なことなどはまた次回に。これよりアメリカはボルチモア、OTAKONへと行って参ります──

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 2004/07/14(水)

先週の七日、ついに40歳になってしまいました。お祝いのメールやらメッセージを下さった皆様、この場を借りてお礼申し上げます。で、新作やら何やら作品の進行状況についてもっと教えて欲しいとの声もいただきましたので今回はその辺を…って製作発表してないものを迂闊にここでは書けないので、まずはTV版ナデシコのリマスター状況など…その前に、この場合避けては通れない1995年当時のTVアニメの納品形態などから簡単に──

 当時のTVアニメは16ミリフィルムで制作し、それをビデオにテレシネして納品、そんな流れが主流になっていました。そのちょい前、ちびまる子ちゃんの演出をしていた頃などは局にフィルム納品して、映写機を使って放映していました。ですからテロップなどはオプチカルプリンターを使ってフィルム上に焼き付ける、そんな作業を行っていたわけです。そのうちアニメもステレオ放送で高画質! な流れになってビデオ納品になっていったように記憶しています(赤ずきんチャチャの頃ですね)。そうなるとテレビ放映用にフォーマット編集(ビデオ編集ともいう)を行うのが最終作業になってきます。フォーマット編集というのは、映像原板と音原版をビデオ上で組み合わせてテレビ放映が出来るようにする作業のことです。かくして本来のフィルム上での編集作業時に間に合わなかった、リテイクカットの差し替え、画面の色の調整、果ては口パクの合わせなどもビデオ上で行うようになっていきました(フィルム編集とビデオ編集、なんで二回も編集をするんですか? なんて聞かれることがありますがそういうことなのです)。スケジュールを何とか先延ばしにしたい、成るべくイイ状態で納品したいという思いの現れ、といったら格好良すぎですね(苦笑)。ご多分に漏れずナデシコもビデオ編集時にカットの差し替え等を行っていました。当然、アフレコ時に見つかったリテイクカットなどもその時に差し替えるわけです。基本的にTVアニメというのは放映に間に合わせれば良いのでこれで問題ありません。ただし、そうなってくるとビデオ納品したマスターテープと本来マスターであるはずのフィルムの状態が食い違ってくることになります。

 以下、次回に続きます。

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 2004/07/06(火)

明日は七夕、ッてえと佐藤の誕生日になってしまうのでさりげに前日のうちに今までの出来事などをかいつまみ──前回更新より二週間あまり、色々なことがありました。まずはプリン。これが只のプリンじゃない、バケツプリン。といいましても1リットルちょいの小さなバケツに入った一見可愛らしいシロモノだったのですが──プリンを食べにウチに集まったのは岸尾、大宙、広橋、松岡のステルヴィアな宇宙の勇士達。いつもよりも集まり悪いけど所詮はプリン、ちょろいもんだぜと楽勝ムードな一同…しかし思わぬ落とし穴が。松岡“アリサ”由貴の作ったキムチ鍋(お題は桜肉)を堪能しすぎて腹一杯に。一人辺り豆腐一丁分以上なプリンを皆でヒーヒー言いながら食べたのはもう二週間ちょい前。それから昔知り合った方が出演している音楽ビアホールをのぞきに久しぶりに銀座へ。洋書イエナが無くなってからはご無沙汰でしたが銀座は相変わらず銀座な感じで懐かしく。んでもって先週は新宿ロフトプラスワンにてアニメスタイルのイベント。今回は『マインド・ゲーム』の公開も間近な湯浅君の特集で、動員が何と二百人超。最初は後ろの席でのんびり見ていようかと思ったのですが、ゲストの話を引き受けてよかったですよ。開演時に札止めだったそうなので入れずに引き返した人も多かったようでそんな方は来月のイベントにレッツゴー! ってまた満員になったりして。五時に開演、中休み挟んで終わったのが十時過ぎという長丁場でしたが、三部構成にしたのが功を奏したか、楽しいイベントだったと思います。何より湯浅君が湯浅君のままで監督としてグレードアップしてたのは嬉しい限りでした。『ねこぢる草』を終えたあと「もう暗いの作るのはいいや(笑)」なんて話してたのですが、その言葉の通りな作品のようで楽しみです、『マインド・ゲーム』。

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